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自分の家族が安心して食べられる食品、安心して使えるものを提供します。 |
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農産物を原材料に使用する場合、農薬はなるべく使用しないか、必要最小限が望ましいです。もし使っているとしたら、なぜそれが必要なのかを説明できることが必要です。すべての農薬が危険なわけではなく、なにをどれだけ使っているか、そしてそれが不可欠であることをわかっていただければ良いのです。 |
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木材は、なるべく海部、丹生谷地区、県内〜南四国産を使用します。地元林業の振興に貢献すること、環境保全や地球温暖化防止に役立つことを納得してもらえる人々は必ずいます。 |
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当初から大量生産を目的にしません。顔が見えない関係で販売することは望ましくないからです。しかし大量生産を否定するわけではありません。がけっぷち精神の理念に反しない限り、量産することは構いません。 |
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趣旨に賛同していただける零細商店や後継者に悩む中小企業の人たちが課題「したいこと」を持ち寄り、みんなで知恵を絞って応援します。企画、仕入、製造、流通、販売促進のすべてが揃わなければ、事業の成功は困難ですが、それをひとりで実践することは困難です。企画の得意な人、ていねいなものづくりができる人、売り込みが得意な人、インターネットで仕掛けられる人、品質管理に長けた人、デザイン力がある人―それぞれができることを持ち寄って問題を解決しあいます。いわば、知恵の相互扶助です。 |
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材料の供給不足や品質管理の不備で品質が低下したら、事情を説明して生産を減らしたり中止したりする道を選びます。お客様は必ず応援してくれるはずです。 |
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原材料は、なるべく地元産(海部郡内、徳島県内、四国内)を使用することを心がけますが、無理をしてこだわる必要はありません。必要に応じてどこの原材料を使っているかを正直に明記すれば良いのです。 |
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海部産品にこだわるというよりも、海部の人たちの手で安心、安全の正直なものづくりを伝えていくことが大切です。無農薬の野菜に愛があるのではなく、無農薬の野菜を食べてほしいと思う気持ちに愛があります。原点は、思いやりです。 |